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目指すべき人材(物)像、ディプロマ・ポリシーおよびカリキュラム・ポリシー

目指すべき人材(物)像

美学芸術学科は、美学・芸術学・芸術史(美術史)の三領域について、美や芸術の本質や多様性、様々な芸術ジャンルの原理、及び作品の歴史を総合的に学ぶことをとおして、今日的な問題にも対処しうる、柔軟な思考力と磨き抜かれた感性と豊かな表現力を身につけることによって、マスコミ、出版、広告、画廊、官公庁等において、さらには大学院を経て美術館や博物館、大学等において活躍しうる人物を養成することを目的とする。

ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)

下記の資質・能力を備えた学生に学士(美学芸術学)の学位を授与する。

  • 美や芸術の本質や多様性、様々な芸術ジャンルの原理、および芸術作品の歴史についての知識と、学術情報を処理する技能と、外国語文献を読解する能力を身につけることができる(知識・技能)。
  • 現代社会の多元的な価値観に立脚しつつ、骨太な論理と繊細な感性をもって今日的な問題を解決し、説得的な言葉で表現できる(思考力・判断力・表現力)。
  • 主体的に問題を発見し、考え方と感じ方の多様性を踏まえつつ、他者と協働して議論することをとおして、問題を解決できる(主体性・多様性・協働性)。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成方針)

ディプロマ・ポリシーでの資質・能力を備えるために、下記のカリキュラムを設ける。
カリキュラム編成・運営方針

  • 美や芸術を理解し今日的な問題に対応できる人物を養成するために、必修科目及び選択科目Ⅰ~Ⅲによって構成されるカリキュラムを設置する。なお選択科目ⅠにはA~C群を設置する。
  • 必修科目は、美や芸術の本質や多様性、様々な芸術ジャンルの原理、および作品の歴史を総合的に理解するために必要な基本的知識を学習し、知的な技術と、外国語能力を習得することによって、柔軟な思考力と繊細な感性と適切な言語表現力を身につけることを到達目標とする(40単位)。
  • 美学芸術学分野の基礎として、また専門科目諸領域を補う科目として「芸術学」を全学共通教養科目として設置する。

各科目群で養成する学力

  • 必修科目のうち概論科目は、美学芸術学の基礎理論と知識を学習するために、1年次から2年次にかけて講義形態の6科目12単位を履修する(知識・技能)。さらに1~2年次には基礎演習、3~4年次には演習Ⅰ~Ⅱを履修することによって、柔軟かつ骨太の知性と繊細かつ豊かな感性と、人を説得する言語的なコミュニケーション能力を身につける(思考力・判断力・表現力)。また、1年次の基礎演習では、大学における主体的学習への自立化が促され、2年次基礎演習と、3~4年次の演習Ⅰ~Ⅱでは、知識を深め、資料探索や整理の技術を磨きつつ、自らが主体的に問題を提起し、演習参加者と議論を深める過程で価値や個性の多様さを認識しつつ、協調して解決に当たることで、個々の研究単独では生まれ得ない、協働プロジェクト的作業をも行う(主体性・多様性・協働性)。
  • 選択科目ⅠのうちA群は、美や芸術を学ぶうえで必要な外国書の読解力を身につけることを到達目標とし、3年次以降に履修する(4単位)。B群(30単位)とC群(12単位)の概説・概論・実地演習科目は、美や芸術を理解するために必要な、基本的で多様な知識を学習することを到達目標にして、1年次から2年次にかけて選択履修する(知識・技能)。またB群の特論科目と講読科目は、高度な専門的知識と外国語能力を獲得することによって、柔軟な思考力と繊細な感性と表現力を習得することを到達目標とし、2年次から3年次にかけて選択履修する(思考力・判断力・表現力)。
  • 選択科目Ⅱは、現代社会の多元的な価値観を学び、幅広く豊かな知識を習得することを到達目標とし、全学共通教養教育科目等を選択科目Ⅰと合わせて履修する(68単位以上)(知識・技能)。
  • 選択科目Ⅲは、基本的な外国語運用能力を身につけることを到達目標とし、全学共通教養教育科目の英語(8単位)と英語以外の外国語(8単位)(計16単位)を履修する(知識・技能)。
  • 必修科目のうち卒業論文(12単位)は、美学芸術学研究の集大成として、主体的に問題を提起し、多様な事象についての知識と、柔軟な思考力と、鋭敏な感性に基づいて、合理的な手続きを踏み、生産的な結論を導くことを試みる(知識・技能、思考力・判断力・表現力、主体性・多様性・協働性)。