留学について
英文学科は学生の留学を支援します
同志社大学には、派遣プログラム、セメスター・プログラム、サマー・プログラムなど様々な留学制度があり、英文学科では、留学を希望する学生を積極的に支援しています。英文学科では年間に70~80人の学生が、自分の目的と状況に合わせて行き先と期間を決め、留学生活を送っています。英文学科には、そうした学生のための留学準備クラスもあります。
2012年度には、英文学科生のためだけの、カナダ、セント・メアリーズ大学へのセメスター・プログラムを創設しました。秋学期にカナダ東部・ノヴァスコシア州ハリファックスにあるセント・メアリーズ大学に留学します(選考あり)。ホームステイを通じて現地の人々の文化や考え方に触れ、かつ留学生対象の英語研修を受けると同時に大学の専門科目を現地の大学生と共に履修します。
また、認定留学制度もあり、長期留学をしても4年間で卒業できる選択肢が複数あります。認定留学は私費留学の期間を在学期間として認めるもので、この留学のための奨学金制度もあります。
英文学科生の主な留学先
2019年度
セント・メアリーズ大学20名、
ノースキャロライナ大学シャーロット校3名、
ダブリン・シティ大学人文社会科学部2名、
ウエスタンミシガン大学、ヴェネツィア大学、
カリフォルニア大学バークレー校、
デュッセルドルフ大学、ハワイ大学ヒロ校、
ブリティッシュ・コロンビア大学、ヘルシンキ大学、
リーズ大学、東呉大学(各1名)
2020年度
ウーロンゴン大学、ウェリントン・ビクトリア大学、
ダブリン・シティ大学人文社会科学部(各1名)
2021年度
リーズ大学2名、テュービンゲン大学、カレル大学、
オーフス大学、ウォーリック大学、ダブリン・シティ大学、タンペレ大学(各1名)
2022年度
セント・メアリーズ大学13名、韓国外国語大学2名、
リーズ大学2名、カリフォルニア大学4名、
ノースキャロライナ大学2名、ハワイ大学2名、
アーカンソー工科大学、ウエスタンミシガン大学、
サンシャイン・コースト大学、梨花女子大学、
国立台湾大学、カレル大学、
イースタン・フィンランド大学、ユタ大学、
ヘルシンキ大学、カリフォルニア大学、
サルべ・レジーナ大学、オスロ大学、
ダブリン・シティ大学、
ポーランド州立大学、
ケンブリッジ大学、テュービンゲン大学、
トマスモア応用科学大学、淡江大学
2023年度
セント・メアリーズ大学13名、カリフォルニア大学3名、テュービンゲン大学3名、ポーランド州立大学3名、
マンチェスター大学2名、
リーズ大学2名、
リンフィールド大学、ルツェルン大学、ローマ大学、
清華大学、梨花女子大学、マインツ大学、
ヘルシンキ大学、ハワイ大学、
ダブリン・シティ大学、
シェフィールド大学、ウエスタンミシガン大学、
エクセリア・グループ、オスロ大学
私の留学体験記~セメスター留学~
勇気を持って留学にチャレンジ
畠山 舞さん
英文学科4年次生
私が留学を志したきっかけは、中学生の頃にイギリス人の非常勤講師の方から英語の発音を褒めていただいたことでした。わかりやすく「褒められて伸びるタイプ」の私にとって、その褒め言葉は大きなモチベーションとなり、大学生になったら絶対に留学する!と心に決めました。私は休学をせず、単位互換ができるプログラムでの留学を目指していたため、大学一年の頃から留学に必要な成績を獲得するために日々授業や課題に励んでいました。またアルバイト先に海外観光客が来られた場合は進んで接客するなど、留学前に英語で話すことに慣れるようにしていました。
無事に留学生として選出していただき、カナダのハリファックスにあるセントメアリーズ大学に通うことが決まりました。夢だった留学が決まり嬉しい反面、海外を訪れた経験は一度しかなかったため、長期間母国を離れることには不安もありました。しかしいざ留学先に到着すると、緑が多く空気の澄んだハリファックスの街に一目惚れ。ここで4か月も生活できるなんて最高!というワクワク感が不安を超越していました。
留学中は4か月という限られた時間を無駄にしないために、規則正しくアクティブな生活を送ることを心掛けていました。平日は朝8時半から学校で授業を受け、その後は大学に併設されたジムで体を動かしたり、図書館で勉強してからホームステイ先に帰宅することが多かったです。休みの日には友達とカフェ巡りやショッピングを楽しんだり、大学主催のイベントに参加して現地の学生と交流を深めることもありました。そしてなんと言っても、連休に友人たちと訪れたニューヨーク。映画やドラマで見た憧れの街で芸術や文化に触れ、終始興奮しっぱなしだったことを今でも鮮明に覚えています。
もちろん、楽しいことばかりではありませんでしたし、途方に暮れるほど辛いこともありました。しかしそれを乗り越えたことが自分にとって大きな自信となり、成長を感じることができたことは紛れもない事実です。また、留学という密度の濃い時間を一緒に過ごした仲間は今でも特別な友人です。皆さんはきっと、少なからず留学に興味を持っているからこそこの文章を読んでくださっているのだと思います。最後に一つお伝えしたいのは、留学をして損なことやマイナスなことは一つもないということです。勇気を出して一歩踏み出した先には素晴らしい経験が待っているということを皆さん自身で確かめてほしいと思います。
私の留学体験記~派遣留学~
「大好きなハワイで実際に長期生活を体験してみて」
大八木 悠香子さん
英文学科4年次生
幼い頃から英語が大好きで海外で生活してみたいという強い憧れから大学2年生時にハワイ大学ヒロ校へ2セメスターの長期交換留学に挑戦しました。同志社大学が提供している数ある留学プログラムの中でも派遣先で好きな授業を自由に履修できる点や現地の大学生と学生生活を共に送ることが出来る点に大変魅力を感じ交換留学を選択しました。
ハワイ大学を志望した理由としては主に3つあります。まず1つ目に私の専攻している英語教育学の学びが盛んであった点です。次に幼少の頃からフラダンスを習っていたことからハワイの文化や歴史に興味があったためです。最後にハワイ大学は全米でも有数のグローバルな人材が集まるキャンパスで留学生に対してもサポートが手厚く学びやすい環境が整っていたためです。
留学に向けて準備したことは現地の情報収集、英語力の向上と同志社大学の履修計画です。過去の先輩の体験記を熟読し興味のある授業や現地の生活についての情報を集めました。英語力向上においてはTOEFLを受験し、日常の生活の中でも英語に触れる機会を積極的に持つよう心がけていました。また帰国後、同志社大学での学びがスムーズに運ぶよう出発前に可能な限りの単位を取得して行きました。
留学先ではハワイの文化や歴史に関する授業や言語学・英語教育学の授業を主に履修していました。最も印象深い授業はフラダンスのクラスです。歌詞の意味を解釈し、先生に踊りの指導を受けるなど本場のフラを学ぶことが出来ました。英語教育の授業では効果的な指導アプローチを学び実際にクラスの中で実践し、少人数制のため教授と生徒の距離が近く細やかな指導を受けることが出来ました。
生活面においてはキャンパス内の寮で本土の学生と生活を共にしていました。週末は学校のアクティビティとしてビーチや火山などに訪れ、ハワイ島の魅力溢れる自然を満喫することが出来ました。また世界最大級規模のトライアスロン大会や原生植物を守るボランティアにも参加し貴重な体験が出来ました。
また寮生活ではありましたがホストファミリー制度が設けられており週末食事に連れて行って下さったり、サンクスギビングやハロウィーンなど現地の行事を体験することも出来ました。
この留学を通じて観光地として訪れるハワイでは見つけることの出来なかった新たな発見や学びが多くありました。この貴重な経験を是非多くの方にも味わって頂きたく、私の留学体験記が皆様のきっかけとなれば幸いです。
留学ワークショップ
英文学科には留学支援のためのクラスがあります
英文学科では、海外留学を目指す学生に対し、留学準備のクラスを複数開講することで積極的な支援を行っています。カリフォルニア大学やハワイ大学をはじめとする同志社大学の協定校への派遣留学を目標として、リスニングやスピーキングなどの語学力をさらに高めるとともに、授業で一人一人が英語でのプレゼンテーションを行うなど、実践的な取り組みを中心にしています。また、海外大学での講義の模擬体験や、留学経験者を教室に招いての体験談も取り入れて、海外での学びが単なる「憧れ」ではなく、身近な目標であることを実感してもらう機会を提供しています。
文学部副専攻、国際専修コースやAKP、Stanford Program in Kyoto、KCJSで国内留学
同志社大学がグローバル30(国際化拠点整備事業)に採択されたことにより、2011年度より、文系学部を横断する国際教育インスティテュートの開講科目を中心に、英語による講義科目が大幅に増設されました。文学部の学生は副専攻のための科目として国際教育インスティテュートが提供する英語の講義を世界各国からの留学生と一緒に履修できます(選考あり)。
文学部が拠点とする今出川校地には、留学生とともに学べるAKP(Associated Kyoto
Program)のクラスがあり、一定の条件を満たせば、それらのクラスを履修することができます。