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刊行物「美学芸術学」目次
美學・藝術學 創刊号(1985)
- 風景美の構造 ………金田民夫
- ランブール兄弟作『美しき時禱書』
—第30葉周縁部解釈を巡って— ………栗山守正 - ヘーゲル美学解読のための序章 ………松井泰典
- 雪間の草の春
—わびの美と心の一考察— ………吉村季志子 - 映画におけるシニフィアンとシニフィエ ………辻本宗正
- H.−G.ガダマ−に於ける解釈学と美学 —予備的概観— ………佐原雄治
美學・藝術學 第二号(1986)
- 自然科学的世界像と芸術 ………村田誠一
- ローマのヴィラ・マルタに集う人びと ………勝國興
- 自然の合目的性と快の感情
—『判断力批判』序論第六節の解釈— ………西村壽人 - プッサンの自画像 ………清瀬みさを
- 対立・昇華・意匠 —尾形光琳「紅白梅図屏風」の本質— ………原田富士子
美學・藝術學 第三号(1987)
- 芸術の意味と存在——序論 ………中川勝正
- 江戸狩野の変貌 —桃田柳栄の出現を契機に— ………橋本綾子
- 『夜警』 —肖像画のポリフォニー— ………越前俊也
- イヴ・クライン論 —IKBの誕生— ………奥村泰彦
- 蕪村詩画における多様性と統一性について ………竹村直美
美學・藝術學 第四号(1988)
- 中川重麗の美学 ………金田民夫
- 芸術作品の存在に関する一考察
—第二次大戦後の美術をめぐって— ………大森正一 - シューベルトの声楽曲における強弱法のコントラストについて ………鵜川真
- 現代の芸術理解にみる受容者の役割り
—受容美学的アプローチ— ………伊藤美那子 - 伊藤若冲の絵画様式について
—西福寺「仙人掌群鶏図」襖絵を中心に— ………木村郁子
美學・藝術學 第五号(1989)
- 金田民夫先生の履歴と研究業績
- 私の美学の歩み ………金田民夫
- 初源の意識へ —フィードラー補注— ………郡定也
- 現代的表現一般を支えるもの ………板倉壽郎
- ハンス・フォン・マレーの
『マレー−レーンバッハ二人肖像画』(1863) ………高阪一治 - エルマン・ド・ランブール作
『キリストのエルサレム入城』 ………栗山守正 - チャップリン映画の構造 ………辻本宗正
- ヘーゲルの思弁的生における<瞬時> ………松井泰典
- 言説と作品の形式 —アドルノの思考と作品理解との関係— ………太寿堂真
美學・藝術學 第六号(1990)
- 十九世紀フランス絵画の一段面
—アガデミスムという「制度」— ………深田進 - ベックリーンとマレー
—ベックリーンの『春のめざめ』をめぐって— ………高阪一治 - 「綜合芸術の死」以後 —後期シュリングと画家ルンゲ— ………岡林洋
- レンブラント・1630年代の肖像画
—レンブラント・リサーチ・プロジェクトの成果による報告書— ………越前俊也 書評 - 金田民夫『日本近代美学序説』 ………村田誠一
- ハンス・ロベルト・ヤウス
『美的モデルネのエポック変遷に関する諸研究』 ………今村美那子
美學・藝術學 第七号(1991)
- 金田民夫先生の御逝去を悼む ………中川勝正
- 雑器の美 ………大森正一
- リューベンスとカールトンの往復書簡 ………勝國興
- ランブール兄弟の「地獄」図について ………栗山守正
- 慶長年間の料紙装飾における紙師宗二の役割 ………都築悦子 研究ノート
- シュリング「造形芸術の自然との関係について」(1807) ………岡林洋
- アーサー・ウェズリー・ダウについて ………天野太郎
美學・藝術學 第八号(1992)
- アドルノにおける自然の美的経験について ………村田誠一
- ミケランジェロの『フィレンツェのピエタ』研究序説
—その製作年代と主題についての問い直し— ………嶋谷昭彦 - 十九世紀後半のフランスにおけるジャポニスムの染織品
—ミュルーズとリヨンの活動を中心に— ………広瀬緑 研究ノート - 「近代日本画」研究 —下村観山の作品分析を端緒として— ………柏木智雄
美學・藝術學 第九号(1993)
- 芸術とフェミニズム —バーバラ・クルーガー論— ………北原恵
- カンディンスキーの芸術観 —内面の響き— ………雲林院圭子
- フィードラーにおける芸術的活動について ………井尻安泰 翻譯
- 「眼と精神」(ミケル・デュフレンヌ) ………郡定也 研究ノート
- フィレンツェで最も小さなイコノグラフィー
—ブルネッレスキのコンクール・パネルに配された極小レリーフ ………石田雅芳
美學・藝術學 第十号(1994)
- 中川勝正先生の略歴及び主要業績
- シュライエルマッハーの『文体論』
—初期解釈学思想をもとめて— ………岡林洋 - ジョセフ・シマの沈黙………中村義一
- 1900年前後のハンス・フォン・マレーの評価………高阪一治
- イヴ・クライン論 —その制作の一貫性をめぐって— ………奥村泰彦
- レンブラントの『ダナエ』(Br.474)をめぐって………光岡幸治
- ミルチャ・エリアーデにおける宗教と芸術の関り
—聖の弁証法を中心に— ………國松萌美 - 映画理論の歴史的展開
—非叙述的映画と叙述的映画の問題を中心として— ………橋本弘美 - 翻訳「人はなぜ映画に行くのか?」(ミケル・デュフレンヌ)………辻本宗正
美學・藝術學 第十一号(1995)
- 鎌倉時代の頂相 —形式化への過程— ………太田孝彦
- 聖像伝説(Ⅰ) —「名所図会」にみる造像譚— ………岸文和
- 画中詞の出現と絵巻物の展開
—『道成寺縁起絵巻』成立まで— ………秋山美津子 - 中国青花磁の東西交流………茶屋美奈子
- ロヒール・ファン・デル・ウェイデン作
『ブラック三連画』の一考察………山本陽子
美學・藝術學 第十二号(1996)
- 主観の内なる自然の想起
—アドルノにおける芸術と和解の問題に関する一考察— ………村田誠一 - アレーナ礼拝堂フレスコ画におけるジェットの物語描写
—「時点」の捉え方と描写の手法について— ………小谷訓子 - ゴヤ《鰯の埋葬》考 ………佐々木和子
- マルク・シャガールにおけるユダヤ性
—《アポリネール礼讃》(1911/12年)にみるカバラ的世界 ………樋上千寿 - 土田麦僊が求めた日本画の革新 —《三人の舞妓》図を中心として— ………朴美貞
- 世阿弥の作劇についての一考察 —『融』のモチーフを中心に— ………内村修子
美學・藝術學 第十三号(1997)
- ボイスと川俣 —反全体芸術について— ………岡林洋
- ベネデット・ヴァルキのパラゴーネをめぐる一考察
—パラゴーネの調停と「美術」概念の生成について— ………清瀬みさを - 受容理論の絵画への応用 —W・ケンプの場合— ………今村美那子
- テクストとしての茶会 —銘のはたらき— ………宮嶋幸子
- 『本朝画史』の戦略 —挿話にみる画人のイメージ— ………松本直子
- フェルメール作《絵画芸術》をめぐる一考察………生島正也
美学芸術学 第十四号(1998)
- 洒落本に見る「通」のメディア —遊里と美術— ………岸文和
- ランブール兄弟からヤン・ファン・エイクへ………栗山守正
- 絵巻物はどのように享受されたか
—酒井家旧蔵『賢學草紙』を手がかりに— ………秋山美津子 - トポグラフィアとしての名所絵 —江戸泥絵と都市の視覚文化— ………佐藤守弘
- 朝鮮初期山水画論 —《瀟湘八景図》を中心として— ………盧載玉 特別寄稿
- ヨーロッパの風景画の特質 ………エーリヒ・シュタイングレーバー(勝國興 訳)
美学芸術学 第十五号(1999)
- 会所を飾った画家たち —「荘厳の場」から「賞翫の場」へ— ………太田孝彦
- ヤン・ファン・エイク作《ワシントン受胎告知》
—床面図像の解釈に関する一試論— ………鮫島正安 - ヴィラ・ジュリアにおける二様式の混在
—サンガルロ派様式とミケランジェロ派様式— ………小谷訓子 - 狩野永岳の水墨障壁画 ………松本直子
- 「契会図」についての一考察 ………盧載玉
- ダイアン・アーバスの「フリークス」写真に関する一考察 ………高橋千晶
美学芸術学 第十六号(2000)
- 文化主義の美学
—ヴェルシュ「AESTHET/HICS」を手がかりに— ………岡林洋 - ベルクソンのimage概念について ………辻本宗正
- ミケランジェロ作『フィレンツェのピエタ』の主題解釈について
—「苦しみの人」のテーマとの関係を中心に— ………嶋谷昭彦 - 観光・写真・ピクチャレスク
—横浜写真における自然景観表象をめぐって— ………佐藤守弘 - 新薬師寺本堂の「場」 —新しい仏堂の出現に関する試論— ………國生知子
- 韓国における獅子舞の変容について
—北青および鳳山タルチュムの獅子舞を中心として— ………金仁姫 - コンスタンティン・ブランクーシの作品展示
—一九三三年の個展を中心に— ………濱田真由美
美学芸術学 第十七号(2001)
- 大岡春トが語る江戸時代中期の美術動向
—『和漢名筆画手鑑』・『和漢名画苑』の同時代美術論— ………太田孝彦 - A.キーファーの決定不可能性 —哲学的視座から— ………今村美那子
- 展示空間における機能\r
—宮城県美術館の展示空間と、ホワイト・キューブがもとめたもの— ………和田浩一 - 中村大三郎の《婦女弄花》はどのように借用されたのか
—《女人像》と《看星》における変容— ………朴美貞 - 虎患払い獅子舞の変容
—韓国・水営野遊および統営五広大の獅子マダンを中心に— ………金仁姫 - 天啓期民間青花磁器と古染付に見られる絵付けの思想
—吉祥から装飾へ— ………葉文秀
美学芸術学 第十八号(2002)
- ヤン・ファン・エイク作《ファン・デル・パーレの聖母》
—銘文中のDUAS CAPELLANIASの解釈について— ………鮫島正安 - ミケランジェロ作『ロンダニーニのピエタ』の制作年代と主題について ………嶋谷昭彦
- 浮遊と滲透の絵画 —イヴ・クラインのモノクロームについて— ………奥村泰彦
- 茶会における季節感の誕生 ………宮嶋幸子
- 「家族写真」の位相 —家族の肖像と団欒図— ………高橋千晶
- 近代における美術資料としての動物・植物写真集 ………中川馨
- 《菊の白露蒔絵調度》にみられる意匠主題の再検討
—「菊慈童」説話を巡って— ………森戸敦子
美学芸術学 第十九号(2003)
- 戦後ドイツ美術の展開 —「新しいドイツの形象絵画」を中心に— ………今村美那子
- プルーストに於ける水辺と陸地の融合
—ソンム河畔の風景を巡る考察— ………荘原いずみ - イタリア未来派「機械芸術宣言」の諸文脈 ………出村雅哉
- ヴェサリウス著De humani corporis fabrica libri septemの骨格図に見る解剖学と「死の舞踏」 ………土肥泰子
- 八田豊と芸術表現の拡張
—紙素材の地域性とそれを越えるもの— ………林泰子 - パノフスキーにおける技術作品の「本質的意味・内容」について ………関竜司
- 戦後のフランスにおける女性の帽子の傾向
—倫理的規範と美的要素の関係性— ………平野大 - 「連花RENKA」と現代美術 ………丸尾尚子
美学芸術学 第二十号(2004)
- 「現存在」としての現代アート
—ハイデッガー『存在と時間』への美学的問いかけ— ………岡林 - 川口軌外《少女と貝殻》について
—その画像と構図に見る西洋美術の理解— ………奥村泰彦 - ヴィラ・マダマ
—ラファエロのオリジナル・プランと二通の手紙— ………小谷訓子 - 伝沖探容筆「因幡八景図」に関する一考察 ………山下真由美
- ノサム・ノグチ、レジャー研究の旅
—広島のプロジェクトを中心に— ………小橋祥子 - 白樺派の<人生への欲望>について考察する
—芸術家評伝の「作品批評」を手がかりに— ………亀井祐美 - 論文紹介(同志社大学大学院修士論文梗概)
- 美学芸術学会第七回の報告
- 学会彙報
美学芸術学 第二十一号(2005)
- 印象主義の「印象」とは何か ……… 伊達立晶
- 日本北方民族学・考古学と絵画
—「クマ祭り図」の分析をとおしての問いかけ— ……… 池田貴夫 - 《勝興寺本洛中洛外図》を読み解く
—画中の少女を鍵として— ……… 内村周 - 鉄川与助の教会堂における意匠的要素 ……… 和賀圭史
- ドラクロワの絵画におけるグランド・オペラの受容と変容 ……… 河合貞子
- 中世末期の降誕図における幻視文学の影響
—『いとも豪華なる時祷書』二おける「キリスト降誕」と聖女ビルギッタの『啓示』—
…… 木田沙弥佳
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美学芸術学 第二十二号(2006)
- 明治時代のミケランジェロ受容年代史 ……… 中江彬
- ラスカの喜劇『魔女』の前口上と梗概を巡って ……… 近藤直樹
- レンブラントの《アンスロとその妻》をめぐって ……… 光岡幸治
- 聖像破壊としてのミケランジェロの《フィレンツェのピエタ》破壊
—イタリア宗教改革との関連から見た解釈— ……… 嶋谷昭彦 - 徳川美術館所蔵《胡蝶の調度》の制作に関する試論
—《初音の調度》との比較から— ……… 森戸敦子
詳細
美学芸術学 第二十三号(2007)
- 居初家庭園にみる藤村庸軒の茶風と美学について ……… 丸岡喜市
- 覚々斎の茶風 —銘を手がかりとして— ……… 千宗員
- 王悦之像再考 —恋愛シリーズを手がかりに— ……… 李柏黎
- リルケと青い花 —手段としての詩作から目的としての詩作へ— ……… 池田まこと
- アンドレ・ブルトンの小説と芸術論における抒情性の解明 ……… 宇多瞳
特別寄稿
- 唐代美術の普遍性とその由来 ……… 曽布川寛
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美学芸術学 第二十四号(2008)
- 神奈備山のある古代山背の「眺め」の美学
—神話的時空間の伝承と現前— ……… 深田進 - 感得された“力” —正智院蔵木造不動明王坐像の造形— ……… 川野憲一
- シュジェールとサン=ドニ修道院の図像起源
—サン=ヴィクトルのフーゴーによる「最後の審判」の解釈— ……… 新井思郎 - 『教訓聖書』の成立とその寓意的解釈 —オーストリア国立図書館所蔵『ウィーン二五五四番写本』におけるカインとアベルの図像— ……… 木田沙弥佳
- ジョヴァンニ・ディ・パオロ作《天地創造と楽園追放》
—図像解釈の試み— ……… 峯近慶子
詳細
美学芸術学 第二十五号(2009)
- 野島康三の陶磁器写真 —柳宗悦と富本憲吉のはざまにあって— ……… 越前俊也
- 夫婦の記念碑
—リューベンス作《聖イルデフォンソ祭壇画》の図像解釈— ……… 芦刈歩 - 「長恨歌絵」の変容 —奈良絵系《長恨歌絵巻》を手がかりに— ……… 村木桂子
- マンテーニャ作<夫婦の間Camera degli sposi>
—主題解釈に関する一考察— ……… 池田郁
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美学芸術学 第二十六号(2010)
- 西翁院淀看席における藤村庸軒の茶風と思想 —庸軒の漢詩の考察から— ………丸岡喜市
- 雪村周継と朝鮮絵画 —《瀟湘八景図帖》(個人蔵)にみる李郭派様式の受容— ………吉田智美
- ヘーゲル美学における風景概念についての一考察 —「近代」との関係を顧慮して— ………髙藤大樹
- ベンヤミンにおける美と仮象の問題 —ゲーテ『親和力』解釈を中心に— ………村上真樹
詳細
美学芸術学 第二十七号(2011)
- 円山応挙の写生と絵空事 —登龍門図をもとに— ………水谷亜希
- マンテーニャ作 サン・ジョルジョ城内礼拝堂祭壇画再考 ………小松原郁
- 森山大道『写真よさようなら』における表象批判について —暗室作業を手がかりに— ………松浦葵
- 田中一村と海上派 —呉昌碩に魅せられたものと《クワズイモとソテツ》— ………森下麻衣子
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