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受験生へのメッセージ

人や物や情報がたやすく国境を越えて移動する現在の社会では、豊かな国際性と実践的な「英語力」を持った人物が求められるようになっています。英文学科では国際人としての必須の技能であり武器でもある英語を徹底的に鍛えるプログラムを提供しています。英文学科生が英語力を磨くために費やす時間は大学の中でも突出していますので、英語に対して強い関心を抱いている人には理想的な学びの場になるはずです。
英文学科では、「英米文学・文化」と「英語学・英語教育」といった英語に関連した専門分野を深く学ぶプログラムも備えています。「英米文学・文化」研究では、文学・文化を通じて世界を見通し、21世紀を切りひらく視座を育てます。「英語学・英語教育」研究では、英語を通して人間の言語のメカニズムを探ること、英語学習と英語教育への理解を深めることを目指します。このような専門分野をじっくり学ぶことにより、高度な英語力のみならず、高い論理的思考能力や自己表現能力といった、社会人・国際人として必要とされる力を身につけてもらいたいと思います。広い世界と深くつながりを持ちたいと願っている人は、ぜひ英文学科に来て学んでください。

英文学科の受験を考えている方へ

英文学科でどのようなことが学べるかを発信するホームページがオープンいたしました。
是非一度以下のリンクよりご覧ください。

Letters_Department_of_Eng._homepage.png (88824)

卒業生からのメッセージ

2023年度卒業/総合商社業界

大学で培った多様性を重んじる姿勢が業務を推進する上での強みとなっています

英文学科を志望したのは、好きな英語や海外の文化を学びたいと思ったからです。在学中は英米文化をきっかけに興味を持ったジェンダー論や多様性を扱うゼミに所属し、知識を深めていきました。
現在は、株主総会をはじめとする全社的なイベントの企画や、実施に向けた関連部署・外部との調整に携わっています。その過程で活きているのが、4年間で身につけた、多様な立場の意見に耳を傾け共感する姿勢です。イベントの完成に向けて、各部署の考え方やニーズに寄り添いながら意見交換ができていると感じています。皆が自分らしく力を発揮できることが、私の考える「多様性」の一つ。私自身も、そして周囲もそうあり続けられるよう、目の前にいる相手の状況と意図を踏まえ、さまざまな視点からサポートできる存在になることが目下の目標です。

在学生からのメッセージ(ゼミ紹介)

4年次生(演習担当者・杉浦秀行 教授)

―学びを深めた言葉との出会い
「人間が創造力やみずからの力を最大限に発揮するのは、自由な時よりも不自由な時である。」
―安井 泉『ことばから文化へ 文化がことばの中で息を潜めている』
学問で何かを得るためには、条件や制約を設けること、すなわち研究対象を絞り込むことが大切なのだと気づかされました。幅広い知識を身につけ、テーマを選択・設定する力を養いたいと思っています。


―ご自身の研究テーマを教えてください
研究領域は会話分析。実際の会話の音声を聞きながら、会話内の沈黙や重なりを記録・分析します。何気なく使っている言葉や、無意識にしている行為の意味・役割を発見できると面白いです。研究の対象は、雑談、接客など多岐にわたりますが、私は好きな野球の実況中継に着目。主語の省略や体言止めといった時間的な制約から生じる特徴を捉え、そうした会話が成立する条件を探っていきたいと考えています。

―ゼミでどのような力が身につきましたか
仮説を論理的に整理して考察する力が身についたと感じます。たとえば、普段の会話では気に留めない、0.2秒の沈黙。「何か発生条件があるのでは」という直感に従ってデータを分析すると、沈黙の後に答えづらい、否定的な内容の発言が続くことがわかりました。さまざまな会話を分析する過程で、「ここが気になる」という直感を大事にするようになりました。

―ゼミの先生の魅力は何ですか
学生に真摯に向き合ってくださるところです。ゼミでは発表ごとに詳しく解説してくださり、内容への理解がいっそう深まります。また、先生は研究以外の事も何でも話せる存在。私は公務員試験について相談し、助言をいただいたことで不安が和らぎました。