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目指すべき人材(物)像、ディプロマ・ポリシーおよびカリキュラム・ポリシー

目指すべき人材(物)像

哲学科は、西洋の哲学、倫理学、宗教などの歴史、思想、意義について、古典の講読、精神史の研究及び現代の諸問題の批判的検討・討論をとおして、基礎的な教養を土台にして、世界と人間の意味を根本的原則的に考えぬく力や正しく行動する力、さらに社会の問題を的確に把握分析する力を身につけて、教育、文化、メディアをはじめ、公共機関や国際機関など、さらに広く産業界全体において活躍する人物を養成することを目的とする。

ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)

下記の資質・能力を備えた学生に学士(哲学)の学位を授与する。

  • 哲学・倫理学の古典を研究するために必要な文献読解の基礎的技能を身につけ、その訓練に取り組んで、専門領域の諸問題を正確に理解し、各人の視点からそれを分析できる(知識・技能)。
  • 物事を原理的かつ批判的に考察する力を身につけ、現代社会が直面している問題に対して時流に流されることのない確固とした見解をもち、それを明快に提示できる(思考力・判断力・表現力)。
  • 人間とそれを取り巻く世界について主体的に深く徹底的に考え抜き、各人の人格形成のもとになる知的教養を多様に育み、対話を通じて他者との協働の中で正しい判断ができる(主体性・多様性・協働性)。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成方針)

2023年度生

ディプロマ・ポリシーでの資質・能力を備えるために、下記のカリキュラムを設ける。

カリキュラム編成・運営方針

  • 哲学・倫理学の歴史を学び、そこに現れた諸問題の現代的意義を多様な視角から思索することをとおして、人間とそれを取り巻く世界について、原理的かつ批判的に、他者との対話のなかで考察できる人物を育成するために、哲学・倫理学を学ぶうえで基礎となる知識と課題探求の技法を身につける必修科目、および周辺領域の幅広い知識・ものの考え方、外国語運用能力を身につける選択科目Ⅰ~Ⅲによって構成されるカリキュラムを設置する。選択科目Ⅰには、A~D群を設置する。

各科目群で養成する学力

  • 必修科目は、哲学・倫理学の根本問題を体系的に学ぶ哲学概論と倫理学概論および少人数教育の中で自ら思索することを培う演習によって構成され、1年次~4年次まで36単位を履修する。演習は、1年次に哲学を学ぶうえでの基礎的技能を習得する「人文演習」、2年次に哲学・倫理学の古典を読み解く訓練を行う「哲学基礎演習」、3・4年次に各自の研究テーマを発見し、「卒業論文」の制作を目指す「演習」を置く。演習では、他の参加者との活発な討論と積極的な発表をとおして、主体性、多様性、協働性を育む。こうした演習の学びは、ほかの科目のそれとともに、最終的には「卒業論文」に結実し、その取り組みをとおして、現代的な課題に対する確かな視座を獲得して、そのもとでみずからの意見をはっきりと表明できるようになる(知識・技能、思考力・判断力・表現力、主体性)。
  • 選択科目Ⅰは、哲学・倫理学を学ぶうえで必要な専門的知識を習得することを到達目標としている。A群は哲学・倫理学の古典を研究するために必要な語学力を養う講読系科目によって構成され、8単位以上を履修する(知識・ 技能)。B群は西洋哲学・倫理学の歴史的展開を学ぶ思想史系科目によって構成され、8単位以上を履修する(思考力・表現力)。C群は哲学・倫理学の専門領域の諸問題を正確に理解し多様なものの見方を学ぶ領域系科目であり、16単位以上を履修する(主体性・判断力)。D群は、幅広く哲学・倫理学と領域を接している宗教、東洋思想、また、ラテン語、ギリシャ語を学ぶ複合領域系科目であり、4単位以上を履修する(協働性・多様性)。
  • 選択科目Ⅱは、人間とそれを取り巻く世界にまつわる様々な問題について思索する糧を得るために(思考力・判断力・表現力)、幅広い知識の習得を到達目標として(知識・技能)、全学共通教養教育科目を中心とした多様な科目で構成される。これは、人格の陶冶に資する学びに繋がっている(主体性・多様性・協働性)。
  • 選択科目Ⅲは、哲学・倫理学の古典の読解に欠かせない基本的な外国語能力を習得することを到達目標とし、全学共通教養教育科目の外国語教育科目を16単位以上履修する(知識・技能)。
  • 選択科目Ⅰ・Ⅱ・Ⅲを合わせて88単位を履修する。

2022~2015年度生

ディプロマ・ポリシーでの資質・能力を備えるために、下記のカリキュラムを設ける。

カリキュラム編成・運営方針

  • 哲学・倫理学の歴史を学び、そこに現れた諸問題の現代的意義を多様な視角から思索することをとおして、人間とそれを取り巻く世界について、原理的かつ批判的に、他者との対話のなかで考察できる人物を育成するために、哲学・倫理学を学ぶうえで基礎となる知識と課題探求の技法を身につける必修科目、および周辺領域の幅広い知識・ものの考え方、外国語運用能力を身につける選択科目Ⅰ~Ⅲによって構成されるカリキュラムを設置する。選択科目Ⅰには、A~D群を設置する。

各科目群で養成する学力

  • 必修科目は、宗教学と、少人数教育の中で自ら思索することを培う演習によって構成され、1年次~4年次まで32単位を履修する。演習は、1年次に哲学を学ぶうえでの基礎的技能を習得する「人文演習」、2年次に哲学・倫理学の古典を読み解く訓練を行う「哲学基礎演習」、3・4年次に各自の研究テーマを発見し、「卒業論文」の制作を目指す「演習」を置く。演習では、他の参加者との活発な討論と積極的な発表をとおして、主体性、多様性、協働性を育む。こうした演習の学びは、ほかの科目のそれとともに、最終的には「卒業論文」に結実し、その取り組みをとおして、現代的な課題に対する確かな視座を獲得して、そのもとでみずからの意見をはっきりと表明できるようになる(知識・技能、思考力・判断力・表現力、主体性)。
  • 選択科目Ⅰは、哲学・倫理学を学ぶうえで必要な専門的知識を習得することを到達目標としている。A群は哲学・倫理学の古典を研究するために必要な語学力を養う講読系科目によって構成され、8単位以上を履修する(知識・技能)。B群は哲学・倫理学の根本問題を体系的に学ぶ基幹系科目によって構成され、8単位以上を履修する(思考力・判断力・表現力)。C群は思想史系科目によって構成され、8単位以上を履修し、D群は各専門領域の諸問題を正確に理解し多様なものの見方を学ぶ領域系科目であり、16単位以上を履修する(主体性・多様性・協働性)。
  • 選択科目Ⅱは、人間とそれを取り巻く世界にまつわる様々な問題について思索する糧を得るために(思考力・判断力・表現力)、幅広い知識の習得を到達目標として(知識・技能)、全学共通教養教育科目を中心とした多様な科目で構成される。これは、人格の陶冶に資する学びに繋がっている(主体性・多様性・協働性)。
  • 選択科目Ⅲは、哲学・倫理学の古典の読解に欠かせない基本的な外国語能力を習得することを到達目標とし、全学共通教養教育科目の外国語教育科目を16単位以上履修する(知識・技能)。
  • 選択科目Ⅰ・Ⅱ・Ⅲを合わせて92単位を履修する。