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お知らせ

【現象学コロキウム】身体化された感情――情感性と相互情感性の現象学について――

2025年6月26日 更新

トーマス・フックス(ルプレヒト‐カール大学ハイデルベルク)氏を講師にお招きして講演会(現象学コロキウム)を下記のとおり開催します。

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講演題目:身体化された感情――情感性と相互情感性の現象学について――
講  師:トーマス・フックス(ルプレヒト‐カール大学ハイデルベルク)氏
日  時:2025年7月22日(火)18:30-20:00
開催方法:Zoomオンラインミーティング
主  催:同志社大学現象学研究会/ケルン大学フッサール文庫
共  催:同志社大学文学部哲学科
使用言語:英語
参加方法:下記の「登録用Forms」にアクセスのうえ要事前申込(参加無料)
申込期限:2025年7月20日(日)

Title: Embodied Emotions — On the Phenomenology of Affectivity and Interaffectivity
Date & Time: Tuesday, 22 July, 2025, 18:30–20:00 (JST)
Venue: Zoom Online Meeting
Speaker: Prof. Dr. Dr. Thomas Fuchs (Ruprecht-Karls-Universität Heidelberg)
Language: English
Organizers: Husserl Archive, University of Cologne/ Phenomenological Research Seminar, Doshisha UniversityCo-organizer: Department of Philosophy, Faculty of Letters, Doshisha University
Participation: Registration Required
Registration Deadline: 20 July 2025
Zoom Info: Will be sent to your registered email address by 21 July 2025

【講演内容】

最新刊である『身体化された感情』に基づいて、感情がいかに身体化され、他者との関係性のなかで経験されるのかについての現象学的探究の成果についてお話しいただきます。感情を単なる内的状態としてではなく、身体を通して世界と他者に向き合う動的現象として捉え、精神医学・心理療法での感情理解の新たな枠組みについての展望を開く、知的刺激に富むご講演となります。

【講師紹介】トーマス・フックス(Prof. Dr. Dr. Thomas Fuchs)教授

ハイデルベルク大学において「精神医学の哲学的基礎」に関するカール・ヤスパース教授職を務める精神科医・哲学者である。彼は同大学の一般精神医学クリニックにて「現象学的精神病理学と心理療法」部門の責任者を務め、精神医学、現象学、哲学の交差領域において国際的に高い評価を得ている。1981年から1988年にかけて医学、哲学、科学史を学び、1990年には医学史に関する研究で医学博士号(M.D.)を、1999年には哲学博士号(Ph.D.)をいずれも最優等(summa cum laude)で取得。1989年から1996年までミュンヘン工科大学精神科にて臨床研修を受け、1995年に精神科・心理療法専門医資格を取得。1997年よりハイデルベルク大学精神科に勤務し、1999年に精神医学の教授資格(Habilitation)を取得。2005年には准教授に昇進し、2010年には哲学の教授資格も取得。同年よりカール・ヤスパース教授職に就任した2008年から2013年まではハイデルベルク大学のマルシリウス・コレギウム(学際研究センター)のフェローを務め、2012年からはハイデルベルク学術アカデミーにおけるカール・ヤスパース全集編集プロジェクトの研究責任者を務めている。また、ドイツ現象学的人類学・精神医学・心理療法学会(DGAP)の初代会長(2011-2015年)、ドイツ現象学研究学会(DGPF)の副会長(2019年)、および会長(2021-2023年)も歴任している。2023年には、人間存在を自然主義的・科学主義的な見方から擁護した功績により、エーリッヒ・フロム賞を受賞した。研究領域は、現象学的心理学・精神病理学・人間学、身体性の哲学、現象学と認知神経科学の関係、特に身体化・エナクティヴィズム・時間性・相互主観性の理論、産後障害における母子相互作用、精神医学と神経科学の倫理など多岐にわたる。代表的著作には Das Gehirn – ein Beziehungsorgan (Kohlhammer 2008)、Ecology of the Brain (OUP 2018)、In Defense of the Human Being (Suhrkamp 2020)等がある。最新刊Verkörperte Gefühle(Suhrkamp 2024)では、情感と相互情感性の現象学を通じて、身体化された感情経験の哲学的理解を深めている。


詳細については、下記「講師紹介」リンク参照。

現象学コロキウムフライヤー(PDF)

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Prof. Dr. Dr. Thomas Fuchs
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TEL:075-251-3361
FAX:075-251-3064
E-mail:ji-bunjm@mail.doshisha.ac.jp

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