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お知らせ
【哲学講演会】ハイデガーの弁証法的像――スタシスとしての藝術作品――
2025年9月26日 更新
本講演は、ハイデガー『藝術作品の根源』における「立つ(stehen)」の概念に注目し、藝術作品を「弁証法的像」として捉える試みです。作品は単なる物体ではなく、世界と大地の争闘を媒介し、真理の出来事を開示する場として立ち現れます。ギリシア神殿やファン・ゴッホの靴の例を通じて、作品が「立ち止まり」によって歴史的世界を開く存在論的劇場であることを論じます。

日時 |
2025年10月7日(火)16:40~18:10 |
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場所 |
同志社大学 今出川キャンパス 寧静館4階会議室 |
講師 | ウー・イー(復旦大学) |
講演題目 |
「ハイデガーの弁証法的像――スタシスとしての藝術作品――」 |
使用言語 | 英語 |
参加方法 |
参加無料・事前申込不要 |
講師紹介
ウー・イー氏は、香港大学で哲学修士号を取得(Li Ka Shing Prize最優秀修士論文賞受賞)、その後、ニュースクール・フォー・ソーシャルリサーチ(The New School for Social Research)で博士号を取得(Alfred Schutz Award 最優秀博士論文賞受賞)。現在、復旦大学哲学学院助教(Assistant Professor)として美学と現代哲学を担当。専門は現象学、美学、19世紀・20世紀大陸哲学で、ハイデガーの藝術論を中心に、藝術作品の存在論的意義を「stasis(スタシス・静止・立ち止まり)」という概念を通じて再解釈する研究で知られています。著書に The Sea as Mirror: Essayings in and against Philosophy as History(Diaphanes, 2021)があります。
お問い合わせ |
文学部・文学研究科事務室 TEL:075-251-3361
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