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目指すべき人材(物)像、ディプロマ・ポリシーおよびカリキュラム・ポリシー

目指すべき人材(物)像

英文学科は、主として英米文学・英米文化、英語学・英語教育、およびこれらの関連分野における広範な基礎知識、多彩な学際的思考力・表現力、高度な領域的専門性を備えたグローバル人材の養成を目的としている。その学究過程で、グローバル社会に通用する実践的英語運用能力、複雑化・多様化する状況を正確に判断し、適切に対応しうる分析能力、問題解決能力、精緻な言語表現能力、さらに異文化理解に対する鋭敏な感性と柔軟な汎用的思考力を身につけ、広範な視野と責任ある信条に裏打ちされた主体的かつ協調的行動によって、国内外において広く社会貢献できる人物を養成することを目的とする。

ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)

下記の資質・能力を備えた学生に学士(英文学)の学位を授与する。

  • 英米および英語圏の文学・文化と英語学・英語教育に関する学術的知見に基づいて、グローバルな課題を理解し、それを解決するための背景となる広範な知識を得ることができる(知識・技能)。
  • グローバル社会が必要とするコミュニケーションを効果的に成すための高度な英語運用の技能を習得し、それを正確かつ適切に活用できる(知識・技能)。
  • 複雑化・多様化するグローバル社会において、文学や言語の分析を通じて課題を見出し、その歴史的考察や思索によって、解決方策を学際的に判断し、探求できる(思考力・判断力・表現力)。
  • グローバルな課題に対する思索や示唆を、適切かつ精緻な英語表現によって論理的に提示し、説得力のある言説を構築できる。さらに国内外における学術会議等の概念提示の場で、英語を適切に運用できる(思考力・判断力・表現力)。
  • 文学・文化・言語に対する鋭敏な感性によって、より発展的な知見を積極的に取り入れ、グローバル社会における多様な歴史的背景や価値観を理解し、尊重することができる(主体性・多様性・協働性)。
  • グローバル社会の動向を見据え、広範な視座と柔軟な協調性によって、社会における諸問題を主体的に解決する姿勢をとれる(主体性・多様性・協働性)。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成方針)

ディプロマ・ポリシーでの資質・能力を備えるために、下記のカリキュラムを設ける。
カリキュラム編成・運営方針

  • グローバル社会の多様性や異文化の重層性を理解し、グローバルな課題の解決に貢献できる人物を育成するために、必修科目(60単位)および選択科目Ⅰ・Ⅱ(64単位)によって構成され、段階的に履修するカリキュラムを設置する。
  • 必修科目では課題理解と解釈・分析提示のための基礎的・専門的知識や英語運用技能を修得する。
  • 選択科目Ⅰには、英語力強化のためのA~B群、専門知識強化のためのC~F群を設置し、文学・文化・言語の学際的知見と問題の所在を的確に判断しうる論理的思考力および精緻な表現力を養う。
  • 選択科目Ⅱには、グローバル社会の多様性と協調性を理解し、主体的な学びを補完・強化するために、全学共通教養教育科目や国際専修コースを含む副専攻科目等を設置する。
各科目群で養成する学力
  • 必修科目は、英語の実践的な運用能力を習得し、さらに英米および英語圏の文学・文化と英語学・英語教育に関する専門的な知識を身につけるため、英語技能科目(30単位)と専門領域知識科目(30単位)を修得する(知識・技能)。
  • 必修科目のうち、1年次から4年次までの少人数クラスの段階的発展演習授業(12単位)を履修し、専門領域の学術論文等の講読や考察内容の発表・ペーパー執筆を通じて、グローバル社会における課題に対する解決方法を判断し、それを論理的かつ説得力のある英語によって表現する能力を養う。具体的には、高校から大学への導入であるアカデミック・スキルズ(1年次設置)、基礎演習(2年次設置)、ジュニア・セミナー(3年次設置)、シニア・セミナー(4年次設置)という発展的履修を経て、既習の知識・技能・態度・思考力・判断力等の統合化による論理的言説構築の成果として、卒業論文(8単位)を完成させる(知識・技能、思考力・判断力・表現力、主体性)。
  • 選択科目ⅠのうちA群(1年次以降設置)・B群(3年次以降設置)からは、英語4技能運用能力の発展的強化および留学準備、資格検定試験、通訳・翻訳、ビジネス英語技能習得のため、少人数クラスの英語演習科目6単位以上を履修する(知識・技能)。
  • 選択科目ⅠのうちC群(1年次以降設置)・D群(2年次以降設置)・E群(3年次以降設置)からは、英米文学・英米文化、英語学・英語教育における広範かつ汎用的な専門知識を習得し、グローバルな課題の発見や歴史的背景に対する思索力を深めるため、18単位以上を履修し、さらにF群(1年次以降設置)からは、これら領域の思想的・言語的起源を理解するための古典言語科目を履修できる(知識・技能・思考力・判断力・表現力)。
  • 必修科目および選択科目Ⅰを通じて、多様な価値観や異なる見解を受容・尊重する姿勢を身につけるために、意見の主体的構築と自発的発信・交換、検討と推敲を互いにしあえる少人数の演習科目を、1年次から4年次までの全ての学年で履修する(主体性・多様性・協働性)。
  • 選択科目Ⅱでは、建学の精神への理解を深める同志社科目、グローバル社会における市民意識を育み、自国のそれを含め、異文化への理解を深める国際教養科目、学生に主体的かつ協働的参加を促すプロジェクト科目、学部の多様な専門領域を横断的に学びうる副専攻科目といった重層的な科目群を、全ての学年で履修できる(知識・技能、主体性・多様性・協働性)。
  • 選択科目Ⅱのうち、英語以外の外国語科目からは、当該外国語の運用能力習得のために、1年次から2年次にかけて、入門および応用の少人数クラス演習科目8単位を履修する(知識・技能)。