同志社大学 文学部/文学研究科

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受験生へのメッセージ

人や物や情報がたやすく国境を越えて移動する現在の社会では、豊かな国際性と実践的な「英語力」を持った人物が求められるようになっています。英文学科では国際人としての必須の技能であり武器でもある英語を徹底的に鍛えるプログラムを提供しています。英文学科生が英語力を磨くために費やす時間は大学の中でも突出していますので、英語に対して強い関心を抱いている人には理想的な学びの場になるはずです。
英文学科では、「英米文学・文化」と「英語学・英語教育」といった英語に関連した専門分野を深く学ぶプログラムも備えています。「英米文学・文化」研究では、文学・文化を通じて世界を見通し、21世紀を切りひらく視座を育てます。「英語学・英語教育」研究では、英語を通して人間の言語のメカニズムを探ること、英語学習と英語教育への理解を深めることを目指します。このような専門分野をじっくり学ぶことにより、高度な英語力のみならず、高い論理的思考能力や自己表現能力といった、社会人・国際人として必要とされる力を身につけてもらいたいと思います。広い世界と深くつながりを持ちたいと願っている人は、ぜひ英文学科に来て学んでください。

卒業生からのメッセージ

砂田有紀

砂田有紀
外資系企業勤務

経歴
卒業後、米系テレビ局に就職。 ロータリー奨学生としてロンドン大学修士課程で 映像メディアを学ぶ。現在、外資系企業メディア部門に勤務。 在学中、最も思い出深い授業は 「アメリカ現代女性文学」 のゼミ。

磨きぬかれた最高の英語教育を受け、
国際人としての基礎を学んだ

高校生の頃から映画が大好きで、「同志社の英文学科で英語力と文学の素養をしっかりと身につけた後、交換留学制度を活用して本場のアメリカで映像を勉強しよう」と心に決めて入学しました。アメリカの大学生と同じレベルでアカデミック・ライティングやディベートができるよう1年次から少人数のクラスで「読む」「書く」「話す」を徹底的に教わりました。英米文学の授業では、原書で読むことが求められます。楽をしようと翻訳本を探すも現代文学の短編など翻訳が存在しないものもあり、結局辞書を引きながら一生懸命読んでいました。そのお陰で、4年次にカリフォルニア大学に念願の交換留学をした際は、現地の授業にも早く慣れ、専門の勉強に打ち込むことができました。また、英米文学研究を通して、異文化や人生について学びました。いつの間にか身に付いたストーリーの読解力、分析力、洞察力が仕事上でも非常に役に立っています。最近感じることですが、これだけ留学が一般化した今、なんとなく英語を話す人は増えているのに、きちんとした英語を書ける人はそう多くありません。また、ウィットに富んだユーモアを持ち合わせ、異文化への理解深く、国際人としてリスペクトされている人がどのくらいいるでしょうか。同志社には、135年前に真の国際人を育てようと開校し、長い歴史の中試行錯誤してきたからこそ磨きぬかれた英語教育と、国際人としての基礎を学ぶ土壌がありました。そのような環境で学べて幸運だったと感じています。

山本やよい

 山本やよい
英米文学翻訳家

経歴
主に海外ミステリーの翻訳を手がける。代表作として、『最後の刑事』(ラブゼイ)、『サマータイム・ブルース』(パレツキー)、『嘆きの雨』(ウォレス)、『なぞめく孤島の警部』(コーク)、など訳書多数。

文芸翻訳の仕事に携わるようになって30年。メインとなる英米ミステリーの翻訳の他に、ロマンス小説やワインブックの翻訳などに追われる日々です。原書を読みながら、そこに書かれた情景を思い浮かべ、どんな日本語をあてはめようかとあれこれ思い悩むのは、苦しいけれども楽しい仕事です。いえ、むしろ、遊びといってもいいでしょう。翻訳者としてがんばってこられたのは、同志社で英語漬けの4年間を送ったおかげだと、今になってつくづく思います。難解な英書購読が待っていました。レポートは英語で提出するよう求められました。ゼミでは日本文学の英訳に挑戦し、日本語と英語の構造の違いを肌で実感しました。そうした貴重な経験が今の私を作ってくれたのです。心身ともに柔軟な若い日々に吸収したことは、その人の一生の宝になります。同志社のキャンパスで、そんな宝物をいっぱい手に入れてください。翻訳をやってみたいと思う人は、まず、英語の本と日本語の本を大量に読んでください。

在学生からのメッセージ(ゼミ紹介)

吉永太智

吉永太智
4年次生 (演習担当者・川島健 教授)

―研究テーマについて
戯曲という作品分野を通して、20世紀における英米文化を研究しています。中でも関心があるのは、社会的弱者・少数派が描かれたもの。史実に基づいた作品が多く、当時の社会風潮や価値観、それに対する作者の考え方を読み取ることができます。劇や映画の台本となる戯曲は、基本的に会話形式で展開されるため、文法の型にはまっていない表現が多く難しいですが、実際に映像化されたものや当時の歴史、社会背景を手がかりに、研究を進めています。

―研究のきっかけとなった講義
川島先生担当の「英米文学入門」で、初めて戯曲を読んだのがきっかけです。戯曲は台詞がメインで説明的な描写が少ない分、書かれているテクストを理解するだけでなく、ニュアンスをくみ取る力が求められます。また、そのためには予備知識が不可欠です。他の英文学作品よりも難しく感じましたが、その分面白く、興味を惹かれました。

―所属ゼミの魅力
豊富なグループワークが設けられており、他のゼミ生との議論を通して、作品の色々な解釈の可能性を検討できるのが魅力です。また、先生の人柄も魅力の一つ。学生の意見を限りなく尊重し、幅広い知識をもとに、私たちを的確に導いてくださいます。