同志社大学 文学部/文学研究科

卒業論文テーマ

2018年度卒業論文から

岸ゼミ

ミュシャのポスター ―商品を売る女神たち―
「パワー・レンジャー」の人気の秘密 ―リメイクで描かれるスーパーヒーローの人間のドラマ―
資生堂広告に息づく「現代美人画」 ―中村誠の香水シリーズポスターを中心に―
多田北烏のポスターの魅力 ―キリンビールのポスターを手掛かりに―
杉浦非水《京城三越新館落成》ポスター(1930年)の制作意図 ―日本の百貨店の京城進出―
北野恒富の女性表現と古典との関わり
CM好感度No.1を獲得したauの広告表現 ―三太郎シリーズを分析して―

清瀬ゼミ

愛知県庁舎のデザインにおける「日本趣味」の要請と地域のアイデンティティ
アリストテレス《詩学》における「蓋然性」概念に関する一考察
カスパー・ダーヴィト・フリードリヒの宗教的風景画 ―《海辺の修道士》の独自性について―
ゲオルク・ビュヒナー作『ダントンの死』の独自性 ―叙事詩的小説のオペラ化―
ポール・ポワレとオリエンタリズム ―ポワレの初期のドレスに見る東洋の影響についての考察―
ジャン・フーケ作《エティエンヌ・シュヴァリエの時禱書》 ―写本彩飾画の主題における依頼主の意図―
ピーテル・ブリューゲル《絞首台の上のカササギ》 ―風景画成立への原典として―
スタンリー・キューブリック『時計じかけのオレンジ』についての考察

河野ゼミ

竹内栖鳳における近代日本画確立への試行と獅子の関係 ―画題としての選択理由とその後の消失理由―
現代に生きる妖怪 ―妖怪の造形史と擬人化表現の機能―
近代浮世絵の明暗表現と小林清親 ―《東京名所図》を手掛かりに―
近代のアートプロデューサー 神坂雪佳
鈴木春信の美人画の意義とは何か
『星座の書』の写本絵画の造形に関する考察
漫画とは何か ―表現機構という視点からの考察―

越前ゼミ

オハッド・ナハリンの「DECADANCE」の観客参加パートの分析と解釈
ジャクソン・ポロックのイーゼル放棄の要因について ―「イーゼル画と壁画の中間」への探求―
草間彌生 ハプニングの意義
タルコフスキー作品の空中浮遊と飛行の理由について
妄想のルポルタージュ作家としてのガルシア=マルケス
ヴォルス後半の水彩・ドローイングにおける構図の変化について ―「開かれる」宇宙への眼差し―
パウル・クレー 機械仕掛けのエネルゲイア ―1931年線描群に隠された倍音的「苦み」―
スタンリー・キューブリックの『2001年宇宙の旅』 ―なぜの説明を排除した映画―
マグリットの「山高帽の男」の「有名性」 ―シュルレアリスムグループとの関係から見るマグリット―
ナムジュン・パイクは初個展で何を展示し、何を追放したか? ―〈Exposition of Music –Electronic Television〉展の音楽要素から―

伊達ゼミ

《伴大納言絵巻》が制作された意図の考察
エドガー・ドガの「浴女」の絵画の分析 ―十九世紀パリの社会状況に着目して―
ウォルト・ディズニーが『白雪姫』に込めた意図とは
1863年のドラクロワ評とキース評にみるボードレールの「野蛮」の概念
演劇実験室「天井桟敷」の実態
幻想画家オディロン・ルドンと「眼」 ―『キュクロプス』に見られる二度目の開眼に関する考察―
西洋音楽と日本音楽との「間」における差異
モンタージュの発展

大愛ゼミ

マヌエル・デ・ファリャにおける「スペインらしさ」の表現 ―《三角帽子》と《ペドロ親方の人形芝居》の比較から―
チャイコフスキーのバレエ音楽における「交響楽的」な特徴とは何なのか ―《くるみ割り人形》を例として―
エリック・サティの「家具の音楽」における二つの音楽からの脱却
ショパン《マズルカop.33-4》の二つのエディションにおける比較研究 ―ヤン・エキエル版とアルフレッド・コルトー版を例に―
「演じる」バレエから「魅せる」バレエへ ―十九世紀におけるバレエの変化―
なぜアドルノのポピュラー音楽批判は行われたのか ―当時の音楽状況、アドルノ自身の経歴との関係から―
ウェバー版《オペラ座の怪人》における原作とヒロイン役のシンガーの影響 ―ケン・ヒル版と比較して―
ブルゴー=デュクドレのギリシャ民謡研究とその影響 ―モーリス・ラヴェルの作品群の分析を通して―

ピーダセンゼミ

柴田是真作《富士田子浦蒔絵額》の考察 ―ウィーン万国博覧会での評価について―
日本のCMにおけるアメリカ・ポピュラー音楽ラグタイムの役割について
日本のアニメ作品に見られる善悪の姿
女は誰のために服を着るのか ―『裏窓』における女性表象を通して―
なぜ「少女」なのか、「革命」とは何か ―アニメ『少女革命ウテナ』分析―