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受験生へのメッセージ

人や物や情報がたやすく国境を越えて移動する現在の社会では、豊かな国際性と実践的な「英語力」を持った人物が求められるようになっています。英文学科では国際人としての必須の技能であり武器でもある英語を徹底的に鍛えるプログラムを提供しています。英文学科生が英語力を磨くために費やす時間は大学の中でも突出していますので、英語に対して強い関心を抱いている人には理想的な学びの場になるはずです。
英文学科では、「英米文学・文化」と「英語学・英語教育」といった英語に関連した専門分野を深く学ぶプログラムも備えています。「英米文学・文化」研究では、文学・文化を通じて世界を見通し、21世紀を切りひらく視座を育てます。「英語学・英語教育」研究では、英語を通して人間の言語のメカニズムを探ること、英語学習と英語教育への理解を深めることを目指します。このような専門分野をじっくり学ぶことにより、高度な英語力のみならず、高い論理的思考能力や自己表現能力といった、社会人・国際人として必要とされる力を身につけてもらいたいと思います。広い世界と深くつながりを持ちたいと願っている人は、ぜひ英文学科に来て学んでください。

英文学科の受験を考えている方へ

英文学科でどのようなことが学べるかを発信するホームページがオープンいたしました。
是非一度以下のリンクよりご覧ください。

Letters_Department_of_Eng._homepage.png (88824)

卒業生からのメッセージ

2022年度卒業/教育業界

英語教育学で深めた言語習得のための知識を授業に活かし、「学ぶ楽しさ」を伝える

中学時代から憧れていた教員を目指し、英語教育学を学べる同志社大学の英文学科に進学しました。現在は静岡県菊川市の中学校で英語教員として勤務しています。専攻した英語教育学では、言語習得に特化したゼミに所属。英語を効率的に学習する方法について学びを深めました。現在はその知識を自身の授業で活用しています。
また、担任も任されており、生徒指導やクラス運営、成績評価、学校行事の準備など多岐にわたる業務を担当しています。教科指導では、英語学習のポイントを提示し、生徒自身の言葉で表現を考えられるような授業づくりに注力。生徒が積極的に取り組んで成長する姿にやりがいを感じています。これからも生徒が主体的に取り組める授業を心がけ、「わかった!」という体験を引き出して英語を楽しく学んでもらえるよう、努力したいと思います。

在学生からのメッセージ(ゼミ紹介)

4年次生(演習担当者・桐山恵子 教授)

―学びを深めた言葉との出会い
「怪物が棲む場所は、常にその時代の日常世界がおよぶ領域から逆算されるのだ。」
―坂本光『英国ゴシック小説の系譜『フランケンシュタイン』からワイルドまで』
グローバル化や科学技術の発展により、人間にとって未知の領域が減ったことが、文学作品に描かれる怪物の出現地に影響を与えていると示す一節。文学作品の変遷を追う面白さを実感させてくれました。


―ご自身の研究テーマを教えてください
ヴィクトリア朝時代のイギリスで執筆された怪奇幻想文学を研究しています。この時代には、謎や超自然現象にまつわる非現実的な出来事をテーマにした作品が数多く生まれました。当時は大衆向けの娯楽小説として扱われていたようなジャンルにも、そのテキストの中に学術研究の題材となり得る論点が潜んでいるのが興味深いです。

―ゼミの先生の魅力は何ですか
研究に対するプロフェッショナルな姿勢です。執筆された時代の風潮や作家の人生などの背景までも考慮し、物語で起きる出来事一つひとつの意味について考えながら作品と向き合うことを学びました。先生のもとで文学研究を学ぶ中で、単純な読書からは得られない驚きや気づきと出会い、小説との新しい向き合い方を見つけられました。

―ゼミでどのような力が身につきましたか
文学作品で描かれる登場人物の言動や情景などさまざまな事柄を手がかりにして、物語の真相や隠された作者の意図を考察する力が身につきました。今までは読み飛ばしてしまっていた細かな描写にも着目して考える経験を重ねることで、分析力はもちろん、根拠にもとづいて自分の意見を主張できるようになりました。