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国文学科で何が学べるか

まず、国文学科で開講している授業科目について説明します。
現在、必修科目、すなわち、国文学科の学生として必ず学ばなければならない科目として、次の科目を設定しています。

第1年次 日本文学基礎演習
第2年次 日本文学研究演習
第3年次 演習Ⅰ
第4年次 演習Ⅱおよび卒業論文

以上のとおり、各学年での中心授業科目として演習科目を置き、研究に関わる知識と方法とを系統立てて効率的に修得できるようになっています。演習とは、あるテーマについて、担当者の口頭発表をもとに、全員で討論し、知識を共有し、ともに理解を深めていく授業形態です。そしてその総仕上げが、卒業論文にまとめられるわけです。
次に、選択科目を説明します。まず、1年次から履修可能な科目として、日本文学講読を24科目まで、日本語学講読を4科目用意しています。ここには例えば、「万葉集」「源氏物語」「平家物語」「井原西鶴」「近松門左衛門」「尾崎紅葉」「太宰治」「泉鏡花」「外来語」「モダニズム」などといった内容のものが含まれます。また、3年次以上で履修可能な科目として、日本文学特殊講義を24科目、日本語学特殊講義を4科目用意しています。ここにも、例えば「日本の古典芸能」「中世説話の比較研究」「明治初期の漢字と漢語」といった、さまざまのものが用意されています。すべてセメスター制に基づいた学期完結科目です。この豊富な選択肢の中から、自由に選ぶことができます。講読は7科目14単位以上、特殊講義は5科目10単位以上が卒業必要単位数です。さらに、日本文学概論、日本文学史、日本語学概論、日本語史、日本語文法、言語学概論、書道、漢文、漢文学概論、国語科教育法、教育実習、教職実践演習などの、日本文学および日本語学の周辺まで含む豊富な科目群からも、6科目12単位以上選択することになっています。
この他、外国語8単位以上、保健体育4単位以上を含めて、複合領域科目などの選択科目を自由に選ぶことができます。他学科・他学部授業科目から選ぶこともできますし、さらには、大学の枠組を超えて、同志社女子大学や、大学コンソーシアム京都の単位互換科目も、一定数まで、卒業必要単位数に含めることができます。
必修科目において、基本的な知識と方法とを順次学びながら、同時に、選択科目において、自由に自分の興味をひろげ、国文学関連科目はもちろん、周辺諸科学の知識をも取り込みながら、最終的に、斬新な卒業論文作成へと向かう。これが、国文学科が設置するカリキュラムの概要です。
なお、演習発表の準備などのために、国文学科の書庫を自由に利用することができます。

カリキュラムの概要

一人一人が個性的に時間割を組むことができます。例えば第3年次の学生の何人かがどのようにしているのかを、覗いてみましょう。

Aさんの場合(国語科教員免許を取る予定でいる)

 
1            
2   日本文学概論     日本文学特殊講義 人権教育論
3 書道         国語科教育法
4 他学科科目 複合領域科目   演習Ⅰ    
5 日本文学特殊講義 日本文学特殊講義        
6   漢文学概論        
7   日本文学特殊講義        

Bさんの場合(教員免許はとらない)

 
1     仏語      
2     他学科科目 仏語    
3 他学部科目     他学部科目    
4       演習Ⅰ    
5 日本文学特殊講義       日本文学特殊講義  
6 日本文学特殊講義 漢文学概論        
7            

以上のように、実にバラエティーに富んだ履修が可能です。1〜7講時に時間割を設定していますので、かなり自由な時間割が組め、多様なライフスタイルにも対応できます。国語科教員免許についても、比較的無理なく取得できるカリキュラムが用意されています。