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文学部生Life!

2010年度

遊文学部(あそぶんがくぶ)~文学嫌いだった僕が3年半を振り返る。【其の壱】

「文学部」と聞くと・・・

「俺、本なんか嫌いだから」とか「文学部ってなんだよ?」と抵抗を持つかもしれません。
実際、名前で文学部が損している部分もあると思います。
大学入学時の僕は、文学部に入った覚えはありませんでした。「英文学科」に入った覚えならあるのですが(笑)。ミステリーが好きで、何の解決のない文学を僕は嫌っていました。でも、そんな僕が3年半を通して変わった心境を卒業前に綴っていきます。

今回は、何回かにシリーズ化して、
「文学部」という学部について僕自身の体験と絡めて紹介していきます。

僕が、同志社大学に入ったのは本当に偶然でした。高校は進学校だったため、国公立を狙わされていました。つまり、個人的には国公立でも私立でもどっちでもよかったのです。
なぜ英文を選んだのか?というと、単に「英語が好きだったから」それだけです。本はそんなに好きではなく、中学・高校時代の僕は活字離れに大いに貢献していたと思います。

僕は、全くと言っていいほど、大学研究をしていませんでした。そこそこの大学で「英語が学べたらいいや!」という気持ちでいたので、英語が学べそうな「英文学科」を単純に名前だけで選びました。大学入学後、友達らや学生記者メンバーがきちっとした理由を持って同志社を目指していたというのを聞いてかなり驚きでした。そして、「それだけ志の低かった自分をすこし恥ずかしく思いました。」と展開上言ってみます(笑)。

大学一年目のときは、「大学での学び」がどんなものなのか全然わかりませんでしたし、授業も適当に取って、教職課程もとって、「あーメンドクサイなぁ。大学に入ったら遊べるって聞いたのに、なんで授業に行かないといけないんだよ。」と内心愚痴っていました。

しかし、大学二年目が僕の中で革命を起こし、転機となったのです。
たぶん無意識のうちに学びの神が僕を導いてくれていたのでしょう(笑)。二年生が始まるころ、なぜか僕の心に「国文を副専攻しよう!」という気持ちが芽生えたのです。今考えてもなぜかわかりません。ただ、僕は変わり者で、小さいときから能楽が大好きで、小学校のころは歌舞伎をやったり、大学に入ってからは能を習ったりとそういう要因もあったかも知れません。しかし、それは決断に踏み切るほどの影響力をもったものではなかったと思います。やっぱり、学びの神が誘ってくれたのです(笑)。

国文のお話はまた次回取り上げますので、少し話を別の視点から始めていきます。
主専攻の英文では二回生になるとゼミが始まります(ゼミについて知りたい場合は、僕が昔書いた駄作『ゼミとは』という記事を読んでください!)。英文学科は、ゼミが2回生、3回生、4回生で必修ですが、2回から3回に上がる時変更は可能です。そして、英文には大きく分けて、「文学・文化系のゼミ」と「言語学系のゼミ」の2つがあり、言語から文学へと移動する人は多いのですが、文学から言語へ移動する人はめったにいませんでした。上述の通り、僕は変わり者なので、「よっしゃ!2回では文学系のゼミに入って、3回からは言語学系のゼミに変えようっと!」と、これも不思議なのですが、無意識にそして漠然と1回の時に、決めていました。

いよいよ、2回生になって文学研究のゼミが始まりました。しかし、ここで、自分の中での大きな壁にぶつかったのです。今思えば、なんて了見が狭かったんだろうと笑ってしまいますが、この僕の中に芽生えた感情は、文学部外の人が、文学部に対して抱く偏見と同じではないでしょうか

「文学研究なんかをして何の意味があるんだ?」

僕が、思い悩んだ挙句の答えは・・・・。

其の弐に続く。

(村田 直樹)
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