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受験生へのメッセージ

私たちの身の回りには、美的=感性的に魅力的なものがいっぱいあります。美しい風景、ノスタルジックな映画、陽気な音楽、憂鬱な小説、神秘的な絵画、不気味なマンガ、寂びた茶碗、洒落た洋服、かわいいキャラクター・グッズ、面白い筆箱、可笑しいテレビCMなどなど。それらは「芸術」とか「アート」とかと呼ばれて、特別な機会に、特別な場所で観賞されることもありますが、多くの場合、手軽で身近なものとして、私たちの生活を彩ってくれています。とはいえ、私たちの回りの人たちすべてが、その魅力に気づいているわけではありません。あなたなら、そんな場合、どうしますか。
そんなことは主観的なことだから、放っておく。そう考える人もいるでしょう。私たち美学芸術学科の教員は、そうではありません。魅力に気づいてもらうように努力すべきだと考えています。ただし、美的なものの魅力を感じることができなければ、その人の生活が味気ないものになってしまうと思うからではありません。美的な質に配慮してモノを作り、私たちの生活を彩り豊かなものにしようとしている人たちの想いと努力とを無駄にしてしまうことをおそれるからなのです。
とはいえ、例えば、あなたが気に入っているキャラクター・グッズのかわいさに気づいてくれない人に、かわいさを感じてもらうのは大変です。「かわいい」とは、そもそもどのようなことを言うのか、言葉で説明しなければなりませんし、このグッズのどこが、どのようになっているからかわいいのか、その人が自分でかわいいと感じるまで、身振り手振りを交えながら、やはり言葉で説得しなければならないからです。
私たち美学芸術学科の教員は、あなたたちが、美学・芸術学・芸術史(美術史)の領域で育まれてきた先人の知恵を学び、美的なものの魅力を感じ取る、豊かで繊細な感性の力と、感じ取ったことを言葉で説明し、人を納得させる知性の力を身につけた感性のプロになる手助けをしています。あなたたちが社会に出て、私たちの生活を彩り豊かなものにできるように。
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